全運転手に心拍計 疲労可視化し残業も抑制
2022.11.11
日立物流は2022年度内にグループの全ドライバー約1500人を対象に、心拍数を測るリストバンド型の端末を身に着けてもらう取り組みを始める。
業務の始まりから終わりまで自動で測り、心拍数の変化から疲労などの体調変化を素早く把握する。24年の残業規制で勤怠管理が厳しくなる中、労働時間や疲労の可視化で事故を防ぎ、輸送の生産性を高める。
端末で計測したデータは本人に加えて各営業所の運行管理者にも送られ、疲労度合いなどで危険状態を検知して運転をやめて休むよう促せる。
振動の多いトラックを運転していても正確に心拍数を測れるのが特長だ。一部で試験導入を進めてきたが、効果が確認できたことから今後、全てのグループ会社に導入する。