ドローン(小型無人機)開発や運航を手がける米ジップラインが「空の宅配」サービスに乗り出す。
アフリカ東部のルワンダなどで病院向けに医療品を空輸した成果を生かし、個人宅への配送に適した新型機を開発した。
ケラー・リナウド最高経営責任者(CEO)は人口減と人手不足が加速する日本は「有望市場だ」とみて、参入に意欲を示す。
ジップラインは2014年に発足し、セコイア・キャピタルなどの米国の有力ベンチャーキャピタル(VC)や豊田通商から出資を受けている。
ルワンダでは16年に輸血用血液などのドローン輸送を始めた。
現在はアフリカのほか、米国の一部地域と長崎県五島列島でも医薬品などを空輸している。