宅配拠点に「誰でも配達員」ギグワーカー活用
2023.07.04
宅配拠点に「誰でも配達員」ギグワーカー活用に本腰、課題は「配送品質」
東京・江東区の潮見運動公園前にあるENEOSのガソリンスタンド。
その一角に置かれたのはカゴ付きの台車だった。中には近隣の個人宅などからECで注文された小口の荷物が詰まっている。
スタンドにやってきた配達員は、カゴのロックを開けて段ボールの荷物や不在票を取り出し、近隣の個人宅へ配達に出かけていく。
配達を担うのはプロの運送会社のドライバーではなく、ネットを介して単発で仕事を受けるギグワーカーたち。
フードデリバリーの「ウーバーイーツ」のように、隙間時間に働ける仕組みだ。
現状、ECの荷物をギグワーカーが運ぶサービスは極めて珍しい。
既存のスタンドを活用し、宅配の裾野を広げることができるのか。