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ローソン 冷凍おにぎりを実験販売 物流問題に対応

2023.08.25

ローソンは22日、冷凍おにぎりの実験販売を始めたと発表した。
東京都や福島県の21店舗で焼きさけなど6品を対象に約3カ月間取り扱う。
廃棄ロスや配送回数を減らし、効率的な物流を模索する。
トラック運転手の労働時間規制が強化される「2024年問題」にも対応する。
冷凍おにぎりの実験販売は22日から11月20日まで。
民間調査会社によるアンケートで、店舗で店員から「おにぎりを温めますか」と聞かれる割合が高かった福島県と、常温のまま食べる人が多い東京都の一部店舗を選んだ。
対象商品は「焼さけおにぎり」(268円)や「五目おこわおにぎり」(154円)など6品。
商品の購入後、自宅などでレンジで温めて食べてもらう。
店舗では通常のおにぎりも従来通り販売する。
ローソンは22年11月から実験店「グリーンローソン」(東京・豊島)で7種類の冷凍弁当を実験販売している。
対象品をより販売数の多いおにぎりにも広げ、無駄の少ない店舗運営につなげる。
実験結果を踏まえて24年度に対象店舗の拡大を検討する。25年度には全国展開も見据える。
冷凍商品を増やせば、工場での製造回数や店舗への配送頻度を減らせる可能性がある。
ローソンは12月以降、弁当や総菜の店舗への配送を1日3回から2回に順次減らしていく計画で、将来はさらに減らすことを視野に入れている。
涌井和広上級執行役員は22日に開いた説明会で、「持続可能な社会の実現を考えると、常温から冷凍商品に置き換えていった方がよいと思っている」と述べた。

     
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