ラストワンマイル特化の新会社を設立
2024.03.27
セイノーホールディングス(HD)は1日、グループ内のラストワンマイル関連企業の迅速な意思決定と連携強化を目的に、新組織、セイノーラストワンマイル(東京都中央区)を設立し、同日から運営を開始したと発表した。
同社では、EC(電子商取引)事業の物量増加は続くが、いまだ日本のEC化率の低さから、さらなる増加が期待されるため、ラストワンマイル関連事業のグループ企業を増やし、物流の最終段階における課題解決を図ってきた。物流のラストワンマイルに関する課題は、高頻度に発生しており、課題解決には、迅速な意思決定とグループでの連携強化が必要と考え、管理機能を集約したセイノーラストワンマイルを設立したとしている。
セイノーラストワンマイルは、ラストワンマイル関連事業の企画・開発、オープンイノベーション、システム開発・運用、シェアードサービスを担い、グループ内各社をつなぎ、顧客満足度向上やコスト削減に貢献する。なお、同社の資本金1000万円、従業員数15人でスタート。代表取締役にはセイノーHD取締役社長兼任の田口義隆氏、代表取締役社長には、同執行役員兼任の河合秀治氏が就任する。主な事業として、ラストワンマイル関連事業の企画・開発からシステム開発・運用まで幅広く行う。