東京都は7月3日、「物流の2024年問題」に対応するため、再配達削減などの物流効率化を目指すプロジェクトの一環として、貨物車駐車スペースの無償提供を発表した。
東京都内の物流効率化を推進し、トラックドライバーの時間外労働の上限規制が適用されることによる輸送力不足と物流の停滞を防ぐための施策である。
この取り組みは、7月10日から始まり、江戸川区北葛西、北区赤羽台、小平市花小金井、調布市深大寺東町、墨田区堤通の5か所で貨物車駐車スペースの無償提供が開始される。
提供期間は2024年7月10日から2025年3月31日までで、利用可能時間は午前8時から午後10時までで、1回の利用目安時間はおよそ30分である。
利用対象者は運送事業者であり、事前に東京都物流ビズのHPで登録が必要である。
この取り組みは、「未来の東京」戦略の一環として、都市の機能をさらに高めるために実施される。
貨物車駐車スペースの提供は、物流の効率化を図り、持続可能で豊かな社会の実現を目指すものである。
提供場所は順次拡大予定であり、詳細は東京都物流ビズHPにて随時更新される。
問い合わせ先は、東京都都市整備局都市基盤部交通企画課で、直通電話番号は03-5388-3283である。
また、東京物流ビズの公式HPでも利用方法や注意事項が確認できる。
今後も東京都は物流の効率化と持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進していく。