自動で宅配 スタートアップが大手と協業
2022.04.22
物流分野でスタートアップが大手企業と連携する事例が続出している。
トラック運転手や倉庫作業員など人手が不足し、大手物流企業は人力に依存せずに様々な工程を効率化することを迫られている。
肝となるのが、スタートアップが持つロボットやデジタル化の技術だ。
実用化間近の自動配送ロボなどのテクノロジーで物流の各所に残るアナログな部分を置き換え、倉庫から輸送、配達までの一連のプロセスを円滑にする。
「ロボットを活用して配送の担い手を増やさなければ、増加する荷物をさばききれない」。
2月上旬、東京都の高速通信規格「5G」を活用した街づくりプロジェクトを発表する会場で、同プロジェクトに採択されたYper(イーパー、東京・渋谷)の内山智晴社長は力を込めた。
同社は荷物を個人宅や事業所へ届ける「ラストワンマイル」に特化したスタートアップだ。