加勢グループ 年内にも沖縄で生鮮食品のEC開始
2022.08.12
加勢(大阪市中央区)グループが2021年に沖縄県で始めたEC(電子商取引)と宅配の一貫事業が軌道に乗ってきた。
糸満市の物流拠点「琉球FORCE PARK」を核に、独自のECサイトと小口配送網を組み合わせた事業で、本土に比べて送料が高く配達日数もかかるという沖縄ならではのハンデを克服しようと挑戦している。
グループの「琉2加勢」(那覇市)は、年内にも生鮮食品のEC通販を県内で始める計画を明らかにした。
加勢グループは21年9月に物流施設「琉球FORCE PARK」(1万3400平方メートル)を開所し、軽トラック十数台で沖縄での宅配事業に参入した。
「沖縄だからしょうがない」という消費者の“諦め感”の解消に挑み、同年10月に那覇市に新会社「琉2加勢」を設立。
同施設を地域浸透型サービス物流拠点と位置付け、商品をより早く、安い送料で届けるプロジェクトを始めた。