三井物産 無人運転のトラック物流に参入 レベル4
2023.01.25
三井物産が無人運転の大型トラックによる物流事業を2026年度にも始める。
決められたルートを遠隔監視で自動運転する「レベル4」の技術を活用し、東京―大阪間の高速道路を走行する。
日本では4月にレベル4運転の許可制度を盛り込んだ改正道路交通法が成立した。
運転手不足が進む輸送分野で、高度な自動運転の実用化が広がりそうだ。
無人運転のトラックによる物流事業の取り組みは三井物産が8割、人工知能(AI)開発のプリファードネットワークス(東京・千代田)が2割出資して設立したT2(千葉県市川市)が主体となる。
T2は事業化をにらみ今月から乗用車を使った実証実験を高速道路で始める計画だ。
緊急時に備えてドライバーが搭乗することで改正道路交通法の施行前でも公道走行ができる。