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荷物新幹線、即日輸送 1車両でトラック4台分

2023.10.10

JR東日本は新幹線を使った生鮮品や電子部品などの小口荷物の大量輸送サービスを2024年度にも始める。
通常の営業列車に荷物と旅客を同時にのせるほか、荷物専用の列車を定期便として走らせることも目指す。
残業規制でトラック運転手不足が懸念される「物流の2024年問題」が迫るなか、鉄道輸送で物流インフラを補完する。
運行本数は今後詰めるが、東北新幹線をはじめ、JR東管内の各新幹線を用いるとみられる。
即日輸送に対応できるうえ、正確な運行ダイヤや速達性の強みがあり、需要を見込めるとみた。
鉄道輸送ではJRグループのJR貨物が石油やコメなど大きくて重いものを大量に運ぶ。
JR東は生鮮品や電子部品など高価格帯のものを小口輸送して差異化し、グループ内競争を避ける。
JR東は車両を改造せずに、乗客が乗る車両の座席の足元などに荷物を積んで輸送する。
荷積みや荷下ろしなどの業務は作業スペースを確保できる各地の車両基地に加え、ホームの数に余裕のある大宮駅(さいたま市)を活用する方針だ。
荷物の積み込みや積み下ろし、届け先への運搬などの荷物新幹線の運用業務は子会社のジェイアール東日本物流(東京・墨田)が担う。

     
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