国に整備を願うトラックドライバー
2025.01.30
ドライバーが休憩や食事をとれる場所が年々、減少している。かつて存在した大型駐車場を確保した食堂は都心部ではほとんど見られなくなり、ドライバーの食事はコンビニの弁当や総菜が定番だ。
大阪府泉北郡の運送会社に勤務する「キャリア20年以上」というドライバーは、「高速道路にはPA、幹線道路にはドライブインがあるが、都心部の配送だとトラックを停めて休憩や食事ができるところがほとんどなくなった」と指摘する。
頻繁に利用するというコンビニについては、「とても便利で弁当も充実している」としながらも、「毎日利用すると同じ食べ物ばかりになるので自分で工夫しているが、やはり限界がある」と嘆く。「家族に弁当を作ってもらうこともできるが、出発時間が早く負担が大きい」。
望むのは、ドライバーが食事や休憩できるスペースの整備だ。「トラックステーションを国が積極的に各地に作ってくれたら、気軽に立ち寄れるオアシスになるのでは。我々ドライバーも、もう少し食事のことを考えることができると思う」。