日本郵便は2月26日、子会社であるJWTを通じてトナミホールディングス（トナミHD）の普通株式取得のため、金融商品取引法による公開買付手続きを実施することを発表した。

日本郵便とトナミHDは、これまで意見交換などを継続的に実施、その結果として双方に最適なパートナーであるという認識に至った。

これにより、トナミHDのマネジメント・バイアウト（経営陣の株主取得による経営権の取得）を企図、創業家代表・経営陣・日本郵便の共同コンソーシアムによる公開買付けを実施する。

公開買付届出当初の買付けなどの期間は、2025年2月27日から同年4月10日まで（30営業日）を予定。

買付け価格は普通株式1株につき金1万200円（総額926億円）、買付予定数は907万4682株、買付予定数の下限を603万6500株としている。

なお、共同コンソーシアムに対する日本郵便の出資額（議決権割合）は750億円（99.97％）の予定だ。