置き配や鉄道輸送、運転手14万人不足補う 政府対策
2023.10.30
政府は6日、トラック運転手の不足が懸念される「2024年問題」に備え、緊急対策をまとめた。
荷主や消費者の意識改革など、一連の施策により24年度に見込まれる14万人の運転手不足を解消できるとみる。
トラック事業者は中小企業が多く、対策が浸透するかは課題も多い。
政府、関係閣僚会議で「緊急パッケージ」を決定
政府は6日に関係閣僚会議を開き「物流革新緊急パッケージ」を決めた。
①物流の効率化
②荷主・消費者の行動変容③商慣行の見直し――を3本柱に据えた。
10月中にまとめる経済対策にも反映し財政面で支援する。
長時間労働を解消するため、24年4月からトラック運転手の時間外労働は年960時間の上限が設けられる。
人手不足が続く物流業界はこの措置により運転手14万人分に相当する輸送量が足りなくなるとみられている。