宅配便数量、1月もマイナス ヤマトや佐川3%減
2024.02.09
佐川急便を傘下に持つSGホールディングス(HD)の配送事業が1月に取り扱った宅配便などの数量は1億200万個と前年同月に比べて3.5%減った。ヤマトHD傘下のヤマト運輸が同月に扱った数量も1億4100万個と同3%減った。ともに3カ月連続で前年を下回った。
SGHDは1月、2024年3月期の宅配便の取扱個数予想を下方修正した。「インフレの進行による家計消費の弱まりを背景に」前年を下回る推移が続き、1〜3月の数量も前年比マイナスが続くと想定した。
ヤマトHDも「23年11〜12月のピークシーズンの需要は、弱含むとみていた想定をさらに下回った」という。
日本郵便が23年12月に引き受けた荷物(ゆうパックとゆうメール)の量は前年同月比6%減の3億1800万個だった。19カ月連続のマイナスとなった。